2006年 06月 09日
プレイバック2002 Germany vs Saudi arabia |
2002.6.1 札幌ドーム
Germany vs Saudi arabia
札幌は中島公園近くの某ホテル。
朝チェックアウト時にフロントでサウジのお兄さん3人組に遭遇した。
当然今晩の一戦の為にやって来たのだ。皆東京暮らしが長いらしい。
こちらは関西からのサッカー好きトリオ。
意気投合して一緒に写真に収まったり、歓談したり。
アジア最優秀選手賞に輝いたアル・テミヤトの話題とか。
私が小柄ながら左サイドで巧みなドリブルで魅せる
アル・シャルフーブに前から注目していたと言えば
ほう、と感心しながらも彼の先発はないんじゃないかなぁ、とのたまう。
けっこうチーム事情に通じている様子だった。
(結局この日の試合には彼は出場せず)
そして自信たっぷりに、やたら流暢な日本語でこう言い放った。
“サウディ(この方が実際の読みに近いようだ)は強いよぉ〜!”
だがしかし。
いざ試合が始まると欧州の大国との自力の差はいかんともし難かった。
もの凄い勢いの走力でサイドを突破され、
もの凄い弾道のクロスがゴール前めがけ“発射”される。
クローゼが、ヤンカーがそこへ巨体を利して飛び込んでくる。
ツィーゲ、バラック、ハマン…
全員サイボーグなんじゃないか(笑)と
疑いたくなるほど、強い、速い、高い。
ド迫力とはこの日のドイツの事だ。
サウディはプレスに行くでもなく、中途半端に
守備ラインの位置が高かったのがまず敗因だ。
コンディションを万全に仕上げて来たドイツチームに
易々と突破されては裏のスペースにガンガン攻め入られた。
攻撃時もパスを丁寧につなごうとしたところを
強奪されて逆襲を食らってばかり。
2〜3本つながればいい方で
はっきり言って欧州の強豪相手に
パスサッカーをやる技術レベルにはなかった。
ならば見苦しくとも何故全員で引いて守り
カウンターのわずかなチャンスに賭けようとしなかったのか。
8−0。
この結果はドイツが情け容赦無かった所為もあるが
はっきり言ってサウディの監督が自分のチームの力量を
見誤り、ドイツ対策が無策だった為である。
我々は途中から半ばヤケになって“サウディ”コールを繰り返した。
こんな“ありえない”ワンサイドゲームになった事への
抗議の意味もあったのはゆうまでもない。
あのサウディの青年達にまた会ったらば
なんと声をかけてよいやら…
いいやつらだったのにな。
なんだか、いたたまれない気持ちで
我々3人はそそくさとドームを後にしたのであった。
Germany vs Saudi arabia
札幌は中島公園近くの某ホテル。
朝チェックアウト時にフロントでサウジのお兄さん3人組に遭遇した。
当然今晩の一戦の為にやって来たのだ。皆東京暮らしが長いらしい。
こちらは関西からのサッカー好きトリオ。
意気投合して一緒に写真に収まったり、歓談したり。
アジア最優秀選手賞に輝いたアル・テミヤトの話題とか。
私が小柄ながら左サイドで巧みなドリブルで魅せる
アル・シャルフーブに前から注目していたと言えば
ほう、と感心しながらも彼の先発はないんじゃないかなぁ、とのたまう。
けっこうチーム事情に通じている様子だった。
(結局この日の試合には彼は出場せず)
そして自信たっぷりに、やたら流暢な日本語でこう言い放った。
“サウディ(この方が実際の読みに近いようだ)は強いよぉ〜!”
だがしかし。
いざ試合が始まると欧州の大国との自力の差はいかんともし難かった。
もの凄い勢いの走力でサイドを突破され、
もの凄い弾道のクロスがゴール前めがけ“発射”される。
クローゼが、ヤンカーがそこへ巨体を利して飛び込んでくる。
ツィーゲ、バラック、ハマン…
全員サイボーグなんじゃないか(笑)と
疑いたくなるほど、強い、速い、高い。
ド迫力とはこの日のドイツの事だ。
サウディはプレスに行くでもなく、中途半端に
守備ラインの位置が高かったのがまず敗因だ。
コンディションを万全に仕上げて来たドイツチームに
易々と突破されては裏のスペースにガンガン攻め入られた。
攻撃時もパスを丁寧につなごうとしたところを
強奪されて逆襲を食らってばかり。
2〜3本つながればいい方で
はっきり言って欧州の強豪相手に
パスサッカーをやる技術レベルにはなかった。
ならば見苦しくとも何故全員で引いて守り
カウンターのわずかなチャンスに賭けようとしなかったのか。
8−0。
この結果はドイツが情け容赦無かった所為もあるが
はっきり言ってサウディの監督が自分のチームの力量を
見誤り、ドイツ対策が無策だった為である。
我々は途中から半ばヤケになって“サウディ”コールを繰り返した。
こんな“ありえない”ワンサイドゲームになった事への
抗議の意味もあったのはゆうまでもない。
あのサウディの青年達にまた会ったらば
なんと声をかけてよいやら…
いいやつらだったのにな。
なんだか、いたたまれない気持ちで
我々3人はそそくさとドームを後にしたのであった。
by footle
| 2006-06-09 06:31
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